広告運用者が頭を抱えるMeta広告(intagram広告・FB広告)の謎の落とし穴3選
Meta(Facebook・Instagram)広告は、圧倒的なユーザー数でSNS広告の主役といっていいでしょう。
しかし、一見シンプルに見える裏側で、深刻なトラブルが数多く潜んでいます。今回は、実際に広告運用者が痛い目にあった「謎の落とし穴」を3つを解説します。
1. 広告アカウントの支払い設定エラー
支払いエラーの恐怖:一度陥ると抜け出せない無限ループ
Meta広告の最も深刻なトラブルの一つが、支払い設定に関するエラーです。広告アカウントの支払いにクレジットカードを登録して支払い設定を行いますが、時折利用可能なクレジットでも支払いエラーになります。
他の新規クレジットカードを登録しようとしても、登録段階でエラーが続くともうなかなか抜け出せません。
支払いエラーから抜け出す実証済み対処法
1. 少額決済の裏技
- 支払い画面で満額ではなく「100円」や「1円」を入力
- この少額決済が通ると、その後満額決済が可能になる場合が多い
2. ヘルプセンターへの効率的な問い合わせルート
- ×遅い:「支払い設定」→「支払いに失敗した場合」(返信まで2週間)
- ○普通:「支払い設定」→「ヘルプセンターを開く」(数日)
- ◎最速:左端ツールバーの「ヘルプマーク」→「サポートチームに連絡」→チャット(最短2分)
支払いエラーのループに陥ると、最悪アカウント自体がずっと利用できなくなります。
2. Facebookページ「所有者」の罠
変更不可能な所有者権限が招く組織の悪夢
Facebookページを最初に作成すると、その作成したFB個人アカウント(またはビジネスポートフォリオ)が「所有者」となります。この「所有者」の権限は個人アカウントのみで管理すると基本的に他者に権限付与できず、広告やEC関連の権限付与設定に「所有者不在」問題が発生します。

実際に起こる深刻なケース
企業でよくある悲劇:
- 社員AがFacebookページを作成(所有者になる)
- そのページでカタログ作成や広告運用を開始
- 社員Aが退職
- ページの完全な管理権限を失い、新しい担当者に権限を付与できない
- 手詰まり状態で事業に支障
所有者問題への対処法
予防策(新規作成時):
- 個人アカウントではなく、会社用ビジネスマネージャで作成
既存ページの対処法:
- 現在の所有者に連絡が取れる場合:権限の移譲手続きを実施(会社のビジネスマネージャーを作成し、そこに所有権を付与する)
- 連絡が取れない場合:Metaサポートに書類申請(会社の登記簿等が必要)
- 最悪の場合:新規ページ作成とフォロワー移行
3. 謎のページエラー
長期間続く原因不明のアクセス障害
私自身、ここ半年ほどなぜかPCでfacebook.comのhomeにアクセスできません。このトラブルは海外掲示板Redditでもスレッドが立っているので、海外を含め困っている人がたくさんいます。しかも何年も元に戻らないユーザーもいるようです。

頻発するページエラーの特徴
典型的なエラーメッセージ:
- “Something went wrong. We’re working on getting it fixed.”
- “Sorry, something went wrong. We’re working on it.”
- “Your Request Couldn’t be Processed”
まとめ:Meta広告はときに理不尽
FB、Instagram、Threadsを管理するMetaのマネージャーシステムはかなり難ありです。広告設定自体は簡単ですが、継続して運用したり、細かくCV設定、ピクセル設定をしていくと必ず何かしらのトラブルに遭います。
SNSの代表と言ってもいいサービスなので、広告まわりやアカウント管理などUXを是非是非改善してほしいです。
この悪口がMetaに見つかるとさらにアカウントが危うくなるかもしれませんが、勇気を出して警告しておきます。
自社広告運用でお困りの際は、株式会社きびだんごへご相談ください。