最近は、TwitterやFacebook、Instagramなど、SNSが一般に浸透してきました。
それに伴ってか、クライアントの企業様からも「SNS広告を活用したい」というお声を頂くことが増えてきました。
SNS広告については以前の記事で詳しくご紹介しておりますので、今回はSNS広告の中でも、「SNS動画広告」の特徴と活用ポイントをご紹介しましょう。

SNS広告の活用をご検討されている方は、ぜひ本記事をご参考にして、ご検討を進めてもらえると良いかと思います。

SNS動画広告とは?

SNS動画広告とは、その名の通りSNS上で掲載する動画広告です。
現在では、さまざまなSNSで動画を投稿することができるようになっており、動画形式の広告もSNSで掲載できるようになりました。

特に主流なのは、画面をスクロールしたときに自動再生するタイプのものです。
TwitterやInstagramなどのタイムライン上で、普通の投稿に紛れて動画広告が流れているのを観たことはないでしょうか。
こうした形式の広告のことを「インフィード型動画広告」と呼びます。

他にも、YouTubeの動画再生時やInstagramのストーリーズの間に動画広告が差し込まれるのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
これらのように、「メインの動画コンテンツ」がある中で違和感なく再生される動画広告のことを「インストリーム型動画広告」といいます。

また、再生画面は従来の横長のものだけでなく、各SNSの投稿形式に合わせて縦長のものや正方形のものも登場しています。

SNS動画広告の強みとは?

商品やサービスをSNSで紹介するだけなら、文字や画像を使った広告でも、動画でも同じじゃないの?と思う方も多いのではないでしょうか。
あるいは、なんとなく動画広告の方が効果はありそう…と思っていても、実際にどんな違いがあるのかをご存知の方はあまりいないのではないでしょうか。
ここからは、なぜSNSでも動画広告が効果的なのか、そしてSNS動画広告の強みについてご説明していきます。

SNSを閲覧するのはもっぱらスマホ

SNSで動画広告が効果的な理由の1つ目は、現在のSNSを閲覧する人の割合にあります。
SNSを閲覧するときに使われているのは、ほとんどがiPhoneやAndroidのスマートフォン(以下、「スマホ」と呼びます)です。

スマホの画面は小さいですよね。
画面の中に、商品説明やサービス紹介の説明文がギッチリと書かれている広告と、動きがあり手軽に観ることができる動画広告とでは、どちらを「観てみたい!」と思うでしょうか。
おそらく動画広告の方が観られやすいのではないでしょうか。
だからこそ、SNS動画広告は効果的だといえます。

さらに現在、ネットユーザーの3分の1がYouTubeを閲覧し、その人数の大半(10代では、なんと約9割)がスマホでYouTubeを観ているというデータからも分かるように、「スマホで動画を観る」ということは人々の日常に浸透しているといえます。
参考:「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率データ」より

「利用者のほとんどがスマホユーザーであるSNS」と、「スマホで観ることが日常的となった動画」との親和性は高く、SNS上で再生される動画広告は「見慣れたもの」として非常に効果的だといえます。

「観る」という行為と「読む」という行為の決定的な差

SNSで動画広告が効果的な理由の2つ目は、SNSの利用者がとる行動に関係があります。
動画の場合は「観る」、文章や画像の場合は「読む」というそれぞれの行動は、似ているようでかなり違います。
SNSで動画を観る場合、その多くは自動で再生されたものに興味を惹かれ、「流し見」のような状態で視聴することが多いです。
つまり、SNS動画広告が再生されて「SNSの利用者」が「動画広告の視聴者」になるまでのハードルがとても低く、結果的に「よく見られる」ものになります。
一方、文章や画像のみの場合、一目見て興味をひかれたとしても、そこから更に内容を「読もう」としなければならず、SNSの利用者が読者になるまでにややハードルが高いといえます。
また、SNSのメインユーザーである10代~30代の若年層の人たちは、「若者の活字離れ」が話題にされることからもわかるように、活字を読むことへのハードルが高くなっています。
そのため、極端に言えば「ボーッと流し見ができる」動画広告は、最後まで内容を伝えやすく、SNSで有効だといえるのです。

SNS動画広告の活用目的とは?

ここまで、SNS動画広告が効果的だということをご紹介しましたが、具体的にどのような目的で使用すると高い効果を得られるのでしょうか。
ここからは、SNS動画広告を効果的に活用する目的についてご紹介します。

商品・サービスの認知度アップを図る

記事中でお伝えした通り、SNS動画広告は画面のスクロール中や動画コンテンツの中などで自動再生されるため、内容を最後まで見てもらいやすい広告媒体です。
SNSの利用者の印象に残りやすく、商品やサービスの認知度を上げるのに効果的です。
さらに近年、商品やサービスについて調べる際に「従来のように検索エンジンを活用するよりもSNSを活用する」という人が増えてきていることからも、商品やサービス、あるいは会社そのものの認知度アップに効果的な広告の手法だといえます。

ブランディングを図る

SNS広告は、ユーザーとなる人に対してかなり高い精度でターゲットを設定できます。
そのため、「伝えたい相手に」商品やサービスを紹介しやすい媒体です。

そして、動画広告の場合は表現の幅が広く、最後まで見てもらえることから、より深い内容を訴求することができます。
その結果、商品そのもののイメージアップはもちろんですが、企業としてのイメージも伝えやすく、自社のファンになってもらいやすくなります。
ファンになってもらうことができれば、広告として配信した動画だけでなく、普通の投稿もファンになってくれた人に届けられるようになるほか、ファンの人による拡散も期待できるため、自社のブランディングに高い効果を発揮してくれます。

いかがでしたか?
SNS動画広告にはさまざまな可能性があります。
株式会社きびだんごでは、SNS広告として配信するために最適な動画の制作や、企画の提案を行っています。
ご興味があれば、また気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。