暦の上ではすでに「立春」を迎えたということで、春の足音が近づいて来るたびに、学生の頃に取得した二輪免許を活かしてツーリングに出かけたくなってしまう今日この頃、弊社ブログをご覧の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

こんにちは、まずは愛車を購入するところから始めないといけないペーパーライダー、きびだんごの制作担当・濱崎です。

最近、巷で話題のトレンドに乗っかることを諦めて、「ヒゲダン?…ああ昔、ザ・ドリフターズの加藤茶と志村けんが『8時だョ!全員集合』でやってたヒゲダンスのこと?」なんて、すっかり置いてけぼりをくらっている“浦島太郎”状態が著しい私。

ちなみに、「ヒゲダン」とは、「Official髭男dism」という、最近J-POP界隈を賑わす人気急上昇中のバンドのことで、「髭男爵」という漫才コンビのことではありませんので、あしからず。

しかし、ことさらトレンドに敏感であることを求められるクリエイティブな仕事を、曲がりなりにも生業とさせてもらっている私ですから、そこで置いてけぼりをくらっていては、あっという間に食い逸れてしまいます。
クリエイターとして、時代錯誤のダサい仕事をしないためにも、常にアンテナを張って、世の中のトレンドの動向を把握しておく必要があるのです。

そこで今回は、私が日頃からトレンドチェックに利用しているメディア(媒体)とツールをご紹介します。

書籍・雑誌

デジタル全盛の時代においてもなお、重要な情報源の一つとして、絶対的なポジションを誇る書籍・雑誌。
アナログ的、と侮ることなかれ…情報過多と呼ばれる現代において、テーマやコンセプトに基づいて体系的に情報を提供してくれる書籍・雑誌の有用性は、デジタル全盛の時代だからこそ注目されるべきだと考えています。
特に、トレンドという、言い換えれば歳月とともに移ろいゆく世の中の空気感みたいな漠然としたものを、自力で見つけ出すことは容易ではないはずです。

そういう意味で、街の書店は、世の中のトレンドを肌身で感じられる情報の宝庫なのです。
当てもなくふらりと立ち寄っても、陳列されている本の表紙や見出し、店頭のPOPからトレンドを感じられますし、何気なく手に取って見開いてみた本からは思わぬ出会いがあったり…と、向こうから勝手に飛び込んでくる情報の中から、自分に必要なものや興味を持ったものを取捨選択するだけでよいのですから、書店に訪れる手間を惜しみさえしなければ、気楽にトレンドチェックができてしまいます。

ただ、紙メディアである書籍・雑誌の抗えない宿命…それは嵩張ること。そして、専門性・資料性が高い書籍ほどお値段が張ること。これらの悩みを解消するために、私は二つのサービスを活用しています。

一つ目は、電子書籍の活用。
電子書籍なら、いつも持ち歩くスマホさえあれば、いつでもどこでも本を読むことができるので、本を詰め込んで重くなったバッグを持ち歩かずに済みます。
さらに、定額読み放題サービスあたりを利用するのも一つの手です。
毎月定額で、雑誌を中心に数百誌が読み放題になることから、わざわざ書店に足を運ばなくても、隙間時間を利用して、スマホ片手に気兼ねなくトレンドチェックができるのはありがたいですね。

2つ目は、図書館の活用。
仕事柄どうしても、専門性・資料性が高い書籍が必要になる場面が多いのですが、今すぐにでもチェックしたいけど、購入までとなると躊躇ってしまうような場合、図書館を活用しています。

さらに、事前にしっかり読み込んで本の良し悪しを吟味したうえで、購入の可否を検討できるメリットもあります。

インターネット

スマホの普及とともに、いつでもインターネットにつなげることができる、そんな環境がいつも掌の上にあるのが、もはや日常となってしまった昨今。

気になること、わからないことを検索すれば、膨大な情報の中から何らかの答えらしきものは見つかるものの、その答えは必ずしも1つではありませんし、その真偽の確実性を担保しにくいのも、インターネットを利用した情報収集のリスクと言えるでしょう。

そうなると、ぜひともトレンドチェックに活用したいのが、キュレーションメディアです。

「キュレーション」とは、「収集した情報を選別・整理し、特定のテーマに沿って編集し、新しい価値を付与する作業」のことで、ネット上に溢れる情報のうち、読み手にとって良質な価値のある情報だけをひとまとめにして提供しているメディアをキュレーションメディアと言います。

ただ、一般的なキュレーションメディアでは、専門性の高い情報をチェックするには向いていないところがあるので、私の場合は「RSSフィード」もしくは「Atomフィード」と呼ばれる「更新情報を配信する仕組み」を活用できる「Feedly」アプリを利用して、購読したいWEBサイトのフィードを登録し、配信される情報をチェックしています。
これと、「Instapaper」や「Pocket」などのブックマークサービスを組み合わせて、情報の分類と「あとで読む」ことをしています。

トレンドチェックという観点からはやや外れるのですが、ぜひ使ってみたいのが「Pinterest」という、ネット上にある情報を画像化して視覚的にブックマークしておくWEBサービス。
収集した情報を将来使うことを前提に、能動的に情報収集していく必要があるものの、「あの時見かけたアレ…どこだったかな?」や「あの時見たWEBサイトがもう見れなくなってる…」が解消されて、何とも良さげなのです。

その他に、TwitterやInstagramあたりも、使い方次第で立派なトレンドチェッカーになりそうですね。

最後に

今回、『日々のトレンドチェックで、仕事をブラッシュアップ!』と題して、私が日頃やっているトレンドチェックの手法をとりとめもなくご紹介しました。
記事中では、書籍・雑誌とインターネットを活用したトレンドチェックをお勧めする形になりましたが、他にもテレビや新聞、フリーペーパー、街角など、世の中のトレンドを推し量れそうな媒体はまだまだあるはずなので、ぜひ一度注目してみてください。

トレンドを把握することは、そこに見え隠れするニーズを洗い出すことにも、きっとつながるはずです。
多様化するお客様のニーズにしっかりリーチするためにも、日々トレンドチェックすることの意義を少しでも感じてもらえれば幸いです。

弊社では、「WEBデザイン/ホームページ制作」以外の印刷物などの制作も承っておりますので、お気軽にご相談ください。