今や写真は、ビジネスと切っても切れない関係にあります。
企業のWEBサイトや商品の販売サイト、SNSなど、さまざまな場所で素晴らしい写真を見る機会があります。
また、スマートフォンの普及やそれに内蔵されるカメラの性能向上により、誰もが「写真を撮り、共有する」ことを簡単にできるようになりました。
商品の写真を見て購買意欲を刺激されたり、求人ページの写真を見て応募するなど、多くの人が写真に影響を受けています。
そのため、写真の活用法がビジネスの成功に深くかかわっているのです。
そこで今回は、ビジネスで写真を活用するためのポイントをご紹介します。

ビジネスで使う写真にはどんなものがある?

ビジネスで使用する写真には、大きく分けると2種類のものがあります。
1つは「イメージを作り出す写真」、もう1つは「説明・解説のための写真」です。
それぞれ見ていきましょう。

イメージを作り出す写真

イメージとは「印象」。
会社や商品、サービスなどに対して、サイトやSNSを閲覧したユーザーがどのような印象を持つのかを左右する写真です。

例えば、自社の事業を紹介するページに業務風景の写真を載せることで、「家族のように和気あいあいとした社風」なのか、「良い緊張感を持ったプロフェッショナル集団」なのか、ユーザーがイメージしやすくなります。

また、見せたい相手によって伝えるべき内容や写真のイメージもガラッと変わります。
先ほどの事業紹介の例でいえば、営業先・お取引先に見せるのか、求職者に見せるのか、エンドユーザー(お客様)に見せるのかで、そのページをどのように見せるのかも大きく異なります。

説明・解説のための写真

商品やサービスの中には、文字で説明されるだけだったり、外観を見ただけではユーザーがわからないものもあります。

代表例としては「システム系」のサービスでしょう。
どのような動きをするのか、どのような構造になっているのかを、文字だけで伝えようとすることは非常に難しいです。

自分の知らない道を誰かに尋ねたとき、「この道を左に曲がって3つ目の信号をまた左に曲がり、橋を越えて三叉路を…」と言われてもイメージしにくいですが、地図に現在地から目的地までの線を引いてもらえば一目瞭然です。
現在では、地図アプリを開けばリアルタイムで現在地の情報が更新され、より見やすくなっていますが、これは写真に対して「動画」と捉えることもできるでしょう。

このように、目的に見合った写真を正しく使い、ビジネスに上手く活用しましょう。

具体的にはどんな写真?

さて、ビジネスで使用する写真はどのようなものがあるのか2種類挙げましたが、正直分かりづらいと思います。
そこでここからは、ビジネスで多く使用されている写真を具体的にご紹介します。

会社外観・社内風景写真

会社の外観や社内の風景は、自社サイトの会社概要や、SNSのアカウントトップなどで使用されることが多いです。
近年ではドローンによる空撮を活用する企業も増えてきています。
社内の風景は、自社サイトのスタッフ紹介や事業紹介などで使われることが多いです。

商品・サービス写真

恐らく、「ビジネスで写真を活用する」といったときに、真っ先に想像されるのは商品やサービスのイメージ写真ではないでしょうか。
商品やサービスの写真は、自社サイト、商品販売サイト、SNSなどあらゆる媒体で使われます。

スタッフ・メンバー写真

採用の現場で特に活用されるのがスタッフやメンバーの写真です。
社内の風景とひとまとめにされる場合もありますが、どのような人が働いているのか、今後自分の「先輩」になる人がどんな人かを知ると、求職者は安心して応募できるようになります。

写真の用意はどうすればいい?

写真を入手する方法は大きく3つに分けられます。

自分たちで撮影する

自分たちの会社の中でカメラを持っている人や、あるいは昨今画質が向上しているスマートフォンなどを使って、自分たちで写真を撮影する方法です。
メリットは、自分達で撮影するため目的に合った写真を入手しやすいことや、外注のコストがかからないことなどが挙げられます。

注意するべきポイントとして、うまく見せるためには多少の撮影技術が必要なことや、ドローンなど専門的な撮影機材が必要になる場合、自社にその機材がないために、結局プロに頼まなくてはいけない、というケースもあります。
自社の情報で頻繁に公開するものや更新するものの場合は、自社内で撮影する方が良いでしょう。(例:スタッフブログやお客様の声など)
或いは、下でご紹介する著作権フリーの画像素材を使用しても良いでしょう。

プロのカメラマンに依頼する

2つ目の方法は、制作会社やフリーで活動しているプロのカメラマンに撮影依頼することです。
制作会社やカメラマンに依頼する場合のメリットは、専門的な知識や技術、専用の撮影機材なども持っているので、自社の目的に見合ったクオリティーの画像を手に入れやすいことです。
その分費用も掛かるので、自社サイトの大規模なリニューアルや新商品の発表など、大きな改編を行う場合にはおすすめです。

著作権フリーの画像素材を使う

インターネット上では、写真やイラスト、動画などさまざまなものを著作権フリーで販売・配布しているサイトがあります。
それらの素材を活用することで、撮影の手間なく手軽にイメージの近い画像を作り出すことができます。
ドローンによる空撮の画像など、多くの種類の画像が探せるので、非常に便利な存在です。

しかし、注意点もあります。
まず、会社の外観やスタッフを撮影するものではないため、会社や商品の紹介としての意味合いが弱まってしまうこと。
「著作権フリーで便利に使える」ため全く別の会社でも同じ写真が使われることがあることなどです。
そのため、実際に「モノ」がないためイメージしにくいシステムやコンサルティングのようなサービス、あるいは雑学やお役立ち情報などを発信する媒体には向いています。

それぞれの特徴を理解し、しっかりと計画を立ててうまく使い分けていきましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は、『初めての「ビジネス用写真」の活用方法①』と題して、「自分達で自社メディアを作る」際の画像の種類と活用法には、どんなものがあるかをご紹介しました。
今後は、実際に自分達で撮影するときの「構図」の作り方や注意すべき点をご紹介したいと思います。

株式会社きびだんごでは、写真の撮影以外にも、WEBサイトの制作や動画の制作、広告の運用などを行っています。
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