SNS動画広告の最適時間とは?目的・プラットフォーム別に解説
SNS動画広告を配信しているのに、思ったように再生数やコンバージョンが伸びない…。
その悩み「動画の長さ」が問題かもしれません。
SNSによって、動画を見る人のスタイルや好みは異なります。たとえば、TikTokやYouTubeショート、InstagramやFacebookなど、それぞれのSNSで「ちょうどいい」と感じてもらえる動画の長さはバラバラです。
この記事では、「どのSNSでどんな長さの動画が効果的か?」をわかりやすく解説しています。SNSごとに合った動画の尺はもちろん、広告の目的や内容によって変わる最適な長さもご紹介します。
そして、なぜ最近は“短い動画”が選ばれやすいのか、その理由や活用のコツまで、現場の視点でしっかりお伝えしていきます。
目次
目的ごとでSNS種類選択や最適な動画の長さは異なる
SNSと一口に言っても、プラットフォームごとに利用目的・ユーザー属性・視聴習慣は大きく異なります。そのため、広告の尺やコンテンツ構成も、それぞれのSNSに最適化することが重要です。
プラットフォーム | ユーザーの目的 | 適した広告尺 |
---|---|---|
TikTok | 娯楽・暇つぶし | 6〜15秒 |
ファッション・美容 | 15〜30秒 | |
YouTube | 情報収集・娯楽 | 15秒〜3分(目的に応じて) |
YouTubeショート | 短尺エンタメ・TIPS | 15〜30秒(最長60秒) |
X(旧Twitter) | ニュース・速報性 | 10〜20秒 |
情報収集・熟年層中心 | 15〜60秒 |
動画広告を作るときは、「何のために広告を出すのか」によって、使うSNSや動画の長さを変えることが大切です。
たとえば、「まずは商品やサービスのことを多くの人に知ってもらいたい」と思っているなら、短くてインパクトのある動画が向いています。
逆に、「気になっている人にもっと詳しく知ってもらって、実際に買ってほしい」という場合は、少し長めの動画で、どんな商品なのか、どう使うのかをしっかり伝えることが効果的です。
SNS動画広告で短い尺が好まれる理由
SNSのタイムライン文化に適応している
SNSでは、ユーザーが投稿を次々とスクロールして見ているため、ひとつひとつの情報にじっくり目を通す時間はあまりありません。いわば“流し見”のような感覚です。
そのため、動画広告もよく言われる「最初の3秒で注目を集められるか」がとても重要になります。はじめの数秒で「面白そう」「気になる」と思ってもらえるような工夫をして、短い時間で伝えたいことをしっかり届けることが大切です。
完視聴率・クリック率の向上
短い動画は、最後まで見てもらえる確率が高くなる傾向があります。視聴完了率が高いと、SNSの仕組み(アルゴリズム)からも「この動画は良いコンテンツ」と評価され、さらに多くの人におすすめされやすくなります。
それに、短い動画は途中でスキップされにくく、「もっと詳しく知りたい」と思った人が、クリックなどの次のアクションを起こしやすくなるのも大きなメリットです。
スマホ視聴に最適
今では、ほとんどの人がスマートフォンでSNSの動画を見ています。そのため、長い動画だと最後まで集中して見続けるのが難しくなり、途中で見るのをやめてしまう人も増えてしまいます。
一方で、短い動画はちょっとした空き時間や移動中でも気軽に見られるので、今の忙しい生活スタイルにぴったり合っています。
SNS動画広告における最適時間の目安
以下は主要SNSごとの最適尺を比較した一覧です。
プラットフォーム | 推奨尺 | 備考 |
---|---|---|
TikTok | 6〜15秒 | テンポとバズ感が鍵 |
15〜30秒 | 音楽・テロップを駆使したテンポ重視型が人気 | |
YouTube(通常動画) | 15秒〜3分 | 商品やサービスのことを詳しく知ってもらいたいときに向いている |
YouTubeショート | 15〜30秒(最長60秒) | まずは知ってもらい、気になってもらうのに向いている。テンポよく進む動画が効果的 |
X(旧Twitter) | 10〜20秒 | 一目で伝わるインパクトが重要 |
15〜60秒 | 中高年層への丁寧な説明型に向いている |
YouTubeショートは、スマホの画面いっぱいに縦向きで再生される動画で、音声ありで見ることを前提に作られていることが多いです。そのため、15〜30秒くらいでサッと興味を引くような構成にするのが効果的です。ちょっとしたコツを紹介する「TIPS系」や、インフルエンサーが登場するような動画と特に相性がよく、あまり広告っぽくない、自然な雰囲気の内容が好まれます。
コンテンツ別のSNS動画広告の最適な長さ
広告の内容によっても、最適な尺は変わります。
コンテンツタイプ | 推奨尺 | 解説 |
---|---|---|
商品紹介・使用デモ | 15〜45秒 | 実際の使い方やビフォーアフターを短く見せる |
キャンペーン告知 | 10〜20秒 | 緊急性・限定性を一言で伝える |
ブランドストーリー | 30〜90秒 | 感情に訴えるストーリーテリングで記憶に残す |
How-to動画・TIPS紹介 | 30〜60秒 | 簡単な情報なら30秒、手順説明は60秒以内に完結させる |
インフルエンサー・UGC動画 | 15〜30秒 | ナチュラルな訴求でユーザーの共感・信頼を得やすい |
YouTubeショートやTikTokでよく見かける「ちょっとしたコツや知識を教えてくれる動画(TIPS型)」は、見ている人に「ためになった!」と思ってもらいやすく、共感も得やすいです。
こうした動画をうまく使えば、自然とそのブランドへの好印象にもつながります。視聴者が「見てよかった」と思えるような内容を意識して作ることが大切です。
インフルエンサーが登場する動画や、一般のユーザーが自分で撮影・投稿したような動画(UGC:ユーザー生成コンテンツ)は、リアルで親しみやすい雰囲気が特徴です。
作られた広告よりも、実際の体験に近い映像のほうが信頼されやすく、「自分にも合いそう」と共感してもらえる可能性が高くなります。自然体で、視聴者が共感しやすいストーリーや見せ方を意識して作るのがポイントです。
まとめ:SNS動画広告は「目的×プラットフォーム×尺」が成果のカギ
SNS動画広告をうまく活用するには、「短ければいい」「目立てばOK」という考え方だけでは足りません。
大切なのは、「どのSNSで流すのか」「どんなタイミングの人に見てもらいたいのか」「どのくらいの長さにするのか」「どんなメッセージを届けるのか」といった、全体の流れをしっかり考えることです。
特に短い動画の場合は、ユーザーの“いつものSNSの使い方”に自然になじむことがカギになります。
だからこそ、YouTubeショートやTikTokなどでは、いかにも広告っぽい動画ではなく、自然に始まってスッと見てもらえる工夫が必要です。
最初の数秒で「面白そう」「気になる」と思ってもらえる演出がとても大事です。
これからもSNS動画広告もさらに進化していき、「誰に・いつ・どんな形で届けるか」がもっと細かく調整されていく流れになると思います。
まずは今回ご紹介したように、「目的」と「SNSごとの特性」に合わせて、動画の長さや内容を考えることから始めてみましょう。