緊急事態宣言による外出自粛要請を受け、テレワークなどに切り替わった方や、一時的に休業を余儀なくされた方もいらっしゃることと思います。
普段はアポイントを取って、対面で商談をして…という営業活動をされていた企業様も、ビデオ会議ツールを使った商談に切り替えることになったり、営業活動自体を中止せざるを得なくなっていたり、対応に追われていらっしゃるのではないでしょうか。

この状況になって、インターネット・WEBの活用を検討し始めた方も多くいらっしゃるようで、「今すぐホームページをどうにかしてほしい」「インターネットで集客できないか」というご相談をいただくことが増えているのですが、今までWEBサイトを作ったり、WEB広告を活用したことがない方にとっては、弊社をはじめとするWEB制作会社やWEB広告の代理店などに相談したものの、どのように話が進んでいくのか、何を準備すればよいのか、不安なことがたくさんあると思います。

そこで今回は、WEB制作会社やWEB広告の代理店にご相談いただく前に自社で検討、準備しておくと良いことや、実際に業務を発注するときに準備しておくと良いことをご紹介します。

WEB制作会社・広告代理店とのやり取りの進み方

まずは制作会社・広告代理店にお問い合わせいただき、「解決したい課題・問題」をお話しください。

その課題をWEBというツールを使ってどのように解決できるのか。解決方法は制作会社や広告代理店が提案してくれるはずです。

解決策とともに制作期間や費用感も提案があると思いますので、その案をもとにお打合せを重ね、ブラッシュアップし、合意いただける内容になれば正式発注、作業が開始されます（家を建てるときと同じ流れをイメージしていただければと思います）。

正式な発注後に制作、広告配信がスタートしますので、発注までの打合せ時間が短縮できれば、よりスピーディに施策を実行することができます。

また、発注前の打ち合わせもそうですが、制作途中にもご確認いただきたいことなどが出てきますので、そのご検討時間やレスポンスを早めていただくことも、納期を早くするために重要です。

優先順位を決める

「今すぐホームページをどうにかしてほしい」
解決したい課題はたくさんあるのかもしれませんが、急ぎでどうにかしたいのであれば、優先順位を決め、対策するものを絞り込んだうえでオーダーされると良いと思います。

ホームページをすべて一から作り直すとなると、ページ数にもよりますが1カ月～数カ月の作業になる場合もあります。一方、1つの商品を紹介するための1ページだけの特設サイト（「ランディングページ」「LP（エルピー）」といいます）を作るのであれば、1週間もかからずに完成して、WEB広告を配信し、お問い合わせに繋げられる場合もあります。

解決したい課題を明確にしていただき、優先順位の高いものから解決策に着手していきましょう。

目的とターゲットを明確にする

WEBページを作る場合も、WEB広告を配信する場合も、目的とターゲットが明確になっていないと話が進みません。

WEB制作会社は、貴社の事業のプロではないので、貴社の商品やサービス、顧客のことをはじめから十分熟知しているわけではありません。
たとえば、ある商品を売りたいのであれば、売りたい相手は誰なのか、伝えたい・知ってもらいたい情報があるのであれば、それを誰に伝えたいのかを明確にして、制作会社に伝えてください。

目的やターゲットを明確に伝えていただければ、制作会社や広告代理店がインターネット・WEBを使った解決策を考えます。
ホームページ制作やWEB広告の運用にあたり、実はこのやりとりが最も重要で、最も時間のかかることです。逆に言えば、目的やターゲットが明確になっていれば、デザインや広告配信設定に迷うことは少ないので、短期間で解決策をご提案することができます。