WEB広告は、低予算から手軽に始められる

きびだんごにてWEB広告の運用をはじめ、WEBマーケティング全般を担当しております、本郷です。

 

みなさまは「広告を出稿すること」に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

 

  • CMを作るとなると…キャストの契約、制作費、放送枠を含めて数千万円
  • 地域情報誌の広告はいつも出稿しているけど、効果も伸びなくて…
  • 新聞や新聞の折り込みチラシって…最近どうなの?
  • WEBの広告って…よくわからない。CMと同じくお高いんでしょ!?

 

実は私も、広告ってすごく費用のかかるものだと思っていました。

 

余談になりますが、私がWEB広告の世界に入ったのは5年ほど前、当時の上司から1冊の本と5000円札1枚を渡されたところから始まります。

「この本を読んで、5000円でお客さん集めて」

5000円で、レストランの宴会予約を獲得するのが最初のミッションでした。

5000円で150回ほどの広告クリックを獲得し、広告は2000回以上も表示されて、実際にお問い合わせもいただけて、「WEB広告ってすごい!」と驚いたのを今でも覚えています。

 

…何が言いたかったかというと、

「WEB広告は、低予算から手軽に始められる」

ということです。

 

WEBの技術進化のスピードが速いので、WEB広告は数年の間に多くの新しい技術が開発され、配信サービスも多様化していますが、今回は、WEB広告の基本となる「検索連動型広告(リスティング広告)」について、お話しします。

 

検索連動型広告(リスティング広告)の仕組み

今、「『検索連動型広告(リスティング広告)』って何ぞや?」と思った方、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでググり(検索し)ましたか?

 

現代において、私たちは、知らない言葉、知りたい情報や欲しいものがあるとき、すぐ手元にあるスマートフォンを使って検索しますよね(もちろんパソコンやタブレットを使って検索してもよいです)。

このように「検索する」ことは、今では誰しもが普段から行う、当たり前のことになっています。

 

そして、検索すると、十数個の検索結果が表示されると思います。

これらのうち、一番上や一番下の表示の中に、「広告」と表示されているものがあります。

これが「検索連動型広告(リスティング広告)」です。

 

検索連動型広告(リスティング広告)とは、広告主が指定した検索キーワードを誰かが検索したときに、その広告主の広告が、検索結果の一部に表示されるというものです。

広告が表示されただけでは広告費用は発生せず、広告がクリックされて初めて広告費用が発生します。広告費は入札制なので、指定したキーワードで広告を表示させたいという人が多ければ多いほど、費用が高くなります。

 

もちろん、検索結果には広告以外のものも表示されるので、検索結果の上位にご自身のWEBサイトが表示されれば広告を出稿する必要はないかもしれません。

ですが、WEBが当たり前になった今、WEBサイトの数は膨大で、必ずしも見てもらいたいWEBサイトが上位に表示されるとは限りません。

そこで、広告を配信するわけです。

 

検索連動型広告(リスティング広告)の仕組み まとめ

  • 指定したキーワードを誰かが検索したときに、検索結果の一部として広告が表示される
  • 広告をクリックすると、指定のWEBサイトへリンクする
  • 広告が表示されただけでは広告費は発生しない。広告をクリックされて初めて広告費が発生する
  • 広告費は入札制。指定したキーワードで広告を表示させたいという競合が多いと、1クリックあたりで支払う広告費は高くなる
  • 1クリックあたりの広告費は、安いもので数円レベル、高いものだと1万円を超えるものも
  • 広告を配信する地域や時間帯、デバイスなどの指定が可能

 

検索連動型広告(リスティング広告)に向いているビジネス、使い方

検索連動型広告(リスティング広告)の仕組みはおわかりいただけましたでしょうか。

では、ここからは、検索連動型広告(リスティング広告)に向いているビジネス、使い方についてご紹介しましょう。

 

検索連動型広告(リスティング広告)は、検索結果の一部として広告が表示されることから、検索されやすく、その後アクションされやすいビジネスとの相性が良いです。

人が検索するのは、さきほども述べた通り「知らない言葉」「情報を知りたいこと」「欲しいもの」があるときです。

たとえば、「トイレが故障した」「車のタイヤがパンクした」というとき、修理屋さんを今すぐ探して、すぐに問い合わせたいと思いますよね。みなさまがこのような状況に遭った際、おそらくスマホで「トイレ 修理」や「車のタイヤ パンク 修理」などと検索して、今すぐ対応してもらえる、価格もお手頃なお店やサービスを探すのだと思います。検索結果に広告が表示されることによって、サービスを見つけてもらいやすくなりますので、このようなビジネスをされている方にはおすすめです。

一方で、新規オープンの居酒屋さんなどの場合、「(地名) 居酒屋」というキーワードで広告を出稿するのは良いですが、居酒屋さんの屋号をキーワードとして広告を出稿するのはどうでしょうか。新規オープンのお店であれば、店名をご存知な方は多くないと思います。指定したキーワードで検索されない限り広告は表示されないので、検索されにくいキーワードで広告を出すのは、あまり意味がありません。

また、「検索連動型広告」などというキーワードでの出稿も、少し考える必要があります。さきほどのように、このキーワードの意味を知りたい人に向けて、わざわざお金を払ってWEBサイトを見てもらう必要があるのでしょうか。中には、検索連動型広告の出稿を検討されている見込み顧客もいるかもしれませんが、ただ単純に意味だけを知りたい、情報を集めたい、という方に向けて広告を配信するには、少しもったいないようにも感じられますし、出稿するとしても工夫が必要だと私は考えます。

 

検索連動型広告の運用では、出稿するキーワードを決めることと、広告文を作っては検証し、改善することを繰り返します。

「WEB広告は、低予算から手軽に始められる」と冒頭でお伝えした通り、広告出稿額が小さいうちは社内で運用することも可能かもしれません。ですが、検索連動型広告以外のWEB広告と組み合わせて、WEB広告全体の効果を最大化させようと思うと、なかなか片手間では難しいかと思います。

また、WEB広告の技術の進化は日進月歩なので、新たな機能が追加されたとか、仕様が変更になったとか、そういった変化は日常茶飯事です。日ごろからWEB広告の情報収集をしていないと、競合に差をつけられて効果が出なくなってしまうこともあります。

 

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