こんにちは。
株式会社きびだんご、映像クリエイターの大藤です。
企業の皆様は業務マニュアルや研修マニュアルをどのように作っていますか?
分厚い本やパワーポイント、あるいはWeb文書のようにしていることも多いのではないでしょうか。

近年、これらに代わるマニュアルとして「動画」が使われ始めました。
従来の紙媒体やWeb文書のようなテキスト主体の媒体を使用したマニュアルと、動画を使用したマニュアルには、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「マニュアル動画」の特徴や効果についてご紹介します。

マニュアル動画とは

マニュアル動画とは、「業務やサービスのマニュアルを動画化したもの」全般を指します。
そのため、一言で「マニュアル動画」と言っても、用途や目的、解説するものによって細かな種類が異なります。
共通していることは、他の媒体を使用したマニュアルに比べて、マニュアル動画の方が直観的に情報を受け取ることができるという点です。

マニュアル動画のメリット

マニュアル動画で最も大きなメリットは、「動き」「変化」を実際の場合と同じように確認できることです。
動きがあることによって、操作前と操作後の変化を直観的に見せられるので、より短時間に、より多くの情報を伝えることができます。

また、「何ページもあるマニュアルを読むのは苦手だ」という方もおられるかと思います。
そんな方でも、動画マニュアルであれば動画を観るだけで良いので、視聴者の「マニュアルを観るためのハードル」を下げることができます。

近年、YouTubeやSNS等で動画を観る機会が増え、誰もが動画を観ることに対して抵抗感がありません
だからこそマニュアル動画は、「現代のマニュアル」として非常に効果的だといえるでしょう。

マニュアル動画の種類

マニュアル動画の種類は、用途によって複数存在しますが、大別すると2つに分類することができます。
1つは「お客様向けマニュアル」、もう1つは「社内向けマニュアル」です。

お客様向けマニュアル動画

お客様向けマニュアルとは、商品やサービスなどをお客様が使用する際の助けとなるために作られるマニュアルです。
「取扱説明書」や「チュートリアル」という名前で呼ばれているもので、操作方法や組み立て方などを説明しています。
これらのお客様向けマニュアルを動画化することで、より直観的な表現でお客様に伝えることができます。

身近な例で言うと、自分で組み立てるタイプの家具の、組み立ての手順表があります。
どのパーツとどのパーツを組み合わせ、どのネジを使って固定するのか、組み立ての手順はどこから始めればよいのかなどの情報は、従来であれば手順表に記載されています。
しかし、大きな家具になると組み立てに非常に多くの手順を踏む必要があり、紙媒体の手順表では混乱してしまうことも少なくありません。
そこで、組み立ての手順を動画化し、「既に出来上がっている部分」と「次に組み立てる部分」を時系列に沿って表示することによって、お客様が混乱しないように分かりやすく伝えることができます。

動画にすることで一部の説明テキストなどを省略することもできるので、コストを下げつつ訴求力の高いマニュアルを作ることも可能です。
また、「分かりやすいマニュアル」ができることによって、商品やサービスの不明点に関する問い合わせも減少するので、お問合せに対応する人の負担を軽減することもできます。

社内向けマニュアル動画

社内向けマニュアルとは、業務の手順などをマニュアル化したものです。
新人研修で業務全般についての手順を伝えたり、外部の人と協力するプロジェクトで「社内ルール」がある場合の、情報共有などで使用されています。

特に接客業では、スタッフが同じ水準の接客を行えるように、動画マニュアルを導入していることが多く、接客方法や管理者向け指導方法のマニュアルなどが存在します。

きびだんごでは、マニュアル動画の制作も行っています。
これまで分厚いマニュアルを使用していた方、マニュアル動画によってより分かりやすく、より効率よく商品・サービス・業務を伝えられるようになるかもしれません。
マニュアル動画に興味がある方や、既にマニュアル動画を検討している方、ぜひ一度ご相談下さい。