こんにちは。

WEBデザイン制作担当の西﨑です。

 

さて、私はこれまでこのスタッフブログをとおして、みなさまにWEBサイト制作時のノウハウやうんちくについてお伝えしてきましたが、今回は既存のWEBサイトをリニューアルする際の留意点と、リニューアルのメリットについてご紹介したいと思います。

 

WEBサイトを公開してから年月が経つと、運営上の課題が多くなったり顧客からの要望が増えたり、また集客の成果が年々低下してきたりと、さまざまな理由でリニューアルのタイミングがやってきます。

そのタイミングをうまく利用して、リニューアル後はWEBサイトの効果を最大限に引き出してください。

 

 

リニューアルの目的を明確にする

リニューアルが必要だからといって、闇雲にリニューアルをすれば良いかと言えばそうではありません。

WEBサイトリニューアルの目的を明確にするのはとても重要で、それを怠ると問題を解決するどころか、リニューアル自体が問題となりうるケースもあります。

まずは、既存のWEBサイトの問題点やリニューアルに向けての課題を抽出し、「どのような目的を持ってリニューアルを進めていくか」を明確にしてください。

 

 

リニューアルに必要な3C分析

3C分析とは、「顧客分析→競合分析→自社分析」の順序で既存サイトを分析し、リニューアルの目的や問題点を抽出するために役立つ思考フレームワーク(思考の枠組み)です。

リニューアルの際に求められるであろうことを、深堀りするために必要な分析だといえます。

 

顧客分析

「消費者が抱えている悩み」や「情報の入手先」、「所得額」など、いわばサイトを利用するユーザーの行動や視点、感情などにについて、ターゲットユーザーの具体的な姿を徹底的に分析することです。

ユーザーの心理について深く理解し、WEBサイト上のキャッチコピーやコンテンツ制作などで分析結果を利用するために、時間をかけて分析することをおすすめします。

 

競合分析

自社にとって競合となる企業をリスト化し、競合他社のキャッチコピーやWEBサイト上での強みなどを分析します。対象を選ぶ際は、検索エンジンで上位に表示される競合や、積極的に広告を掲載している競合を選ぶと良いでしょう。

この競合分析を用いて、上位サイトのコンテンツ数やコンバージョンへの訴追状況を把握し、自社がマーケティングを行う際に分析結果を反映できるようにしましょう。

 

自社分析

3C分析で最も重要な分析は、「ユーザー目線に立ったうえで自社を視る・考える」ことです。

上述の2つの分析を踏まえ、自社の強みや独自性などをリストアップし、「なぜ自社のサービスや商品が選ばれたのか」を具体的に把握したうえで、リニューアルに反映させるのことが重要なポイントだといえます。

WEB解析ツールは、リニューアルの際の導線や配置の検討にも大いに役立ちますので、データの各数値を明確にしてください。

 

 

既存サイトの問題点と改善

既存サイトの問題点としてよく挙げられるのが以下のケースで、ここからはその問題点を改善することで得られるメリットをお伝えします。

 

問題点① サイトデザインが古臭い、見た目が悪い

インターネットの世界は目まぐるしく変化し続けています。

それはWEBサイトデザインの世界でも然り。

サイトを制作してから数年後には、当時のサイトデザインが現在のトレンドからズレてしまいます。

 

WEBサイトデザインのトレンドは約4~5年で変化するといわれ、またスマートフォンの普及やパソコンの解像度の向上など、閲覧環境の変化はサイトデザインの変化にも大きく関わっているため、サイトデザインが古臭く感じる場合はユーザー離れにつながる可能性があります。

快適に閲覧できるサイトデザインをユーザーから求められるようになったり、技術の進歩やトレンドの変化がWEBサイトのデザインにも大きく絡むため、サイトデザインが閲覧環境に合わない場合はリニューアルする際のポイントといえるでしょう。

 

問題点② レスポンシブ非対応

スマートフォンが爆発的に普及した現在、WEBサイトがスマートフォンに対応していない場合もユーザー離れにつながる可能性が大いにあります。

数年前に比べると、スマートフォンでのインターネット閲覧者数は格段に増え、インターネット接続に利用する末端も、パソコン接続より上回っているため、スマートフォン閲覧に対応していない場合は、見込み客獲得にも影響が出るといっても過言ではありません。

 

サイト制作においても「モバイルファースト」が主流となり、スマートフォンでの閲覧は必須としてデザインの構成や機能の効率を考えますので、リニューアルの際にはレスポンシブ対応は最重要ポイントです。

 

問題点③ 更新や管理が面倒くさい

これまで商品やサービスの紹介や情報の発信をする際は、制作会社に連絡して修正なり更新を依頼していたため時間も費用もかかっていましたが、現在はCMS(コンテンツ管理システム)を利用して、自社で更新や修正が行えるようになりました。

そのため、これまでのようなタイムラグも少なく、また管理のしやすさからCMSを導入するWEBサイトも多くみられます。

WEBサイトの機能向上は、時間短縮・費用削減にもつながるため、リニューアルする際にCMS導入を検討するのもひとつのポイントです。

 

問題点④ SEOが取れていない

SEOとはサーチエンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、「検索エンジン最適化」を意味する言葉です。

WEBサイトを利用して、売上げ向上や認知拡大を希望する多くの企業などが、検索エンジン最適化の取り組みを行っています。

広告と異なりアクセス数獲得のために直接的な費用が必要ないことがSEOの特徴で、また持続的な効果が得られやすいため、集客で悩んだ際はSEOを見直すこともリニューアルの際の重要な課題と言えます。

 

商品やサービスの認知向上や売上げ向上の対策を取っていても、なかなか成果が上がらない場合は、適切なSEOが取られていないため、検索結果の上位表示につながっていないことがあります。

制作会社の選定時にSEOに精通しているところを選ぶことで、リニューアルの際に効率よくSEOの強化ができます。

 

 

まとめ

上述した問題点の他に、「サーバー管理やセキュリティ対策」や「コンテンツの複雑化・煩雑化」、「WEBサイトからの問い合わせ減少」など、さまざまな問題点がWEBサイトのリニューアルで改善されますので、今回の記事を役立てていただけたらと思います。

 

リニューアルに際し、「自社の社員がどう感じるか」というより、取引先や仕入れ先、見込み客が訪問した際に「どのように感じるか」を主眼に置いた検討がとても重要です。

「会社の正確な情報を相手に伝えるため」「売上げや問い合わせの増加を目的とした」「優秀な人材の確保」「企業のイメージアップおよび認知度向上」など、WEBサイトにはさまざまな目的がありますが、既存のWEBサイトでその目的が達成できていない場合はリニューアルを意識して、インターネットを駆使した経営戦略を進めるのもひとつです。

 

WEBサイトは「何年ごとにリニューアルする」という明確なスパンがあるわけではありませんが、上述した問題点があってそれらを改善したい場合には、ぜひリニューアルを検討してみてください。

 

株式会社きびだんごは、WEBサイトリニューアルやSEOに関することのご相談にも、親切・丁寧に対応します。

WEBサイトリニューアル・SEOを検討されている方は、お気軽にご相談ください。