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問い合わせが来ないホームページの原因チェックリスト|直す順番も解説

ホームページはあるのに問い合わせが来ない。この状態には必ず理由があります。そして理由は大きく3つの層に分かれます。「そもそも人が来ていない(集客)」「来ているが内容で納得できていない(内容)」「納得したのに問い合わせ方が分からない(導線)」です。この3層のどこで止まっているかを切り分けないまま、デザインだけを作り直しても結果は変わりません。ここでは自社で確認できるチェック項目と、費用対効果の高い直す順番を整理します。

まず数字で切り分ける「3層の診断」

感覚で「デザインが古いから」と決めつける前に、アクセス解析の数字を見てください。Googleアナリティクスやサーチコンソール(Googleの無料ツール。検索からの流入状況が分かります)が入っていれば、直近1〜3カ月の数字で判断できます。

症状止まっている層優先して直す場所
月間の訪問が数十件以下集客検索対策・広告・SNS
訪問はあるがすぐ離脱する内容トップと主要ページの中身
複数ページを見るのに問い合わせゼロ導線フォーム・電話・LINE

目安として、月間の訪問が100件に満たない場合は、内容や導線をいくら磨いても問い合わせは増えません。分母が小さすぎるためです。逆に月500件以上来ていて問い合わせがゼロなら、集客ではなく内容と導線に原因があります。中間の場合は両方に手を入れる必要があります。

第1層:そもそも人が来ていない

会社名でしか検索されていない

サーチコンソールで流入キーワードを見たとき、自社名ばかりが並んでいれば、すでに社名を知っている人しか来ていない状態です。新規の見込み客は「岡山 外壁塗装」「倉敷 業務用 冷蔵庫 修理」のようにサービス名と地名で探します。こうした語で自社のページが出てこないなら、そもそも検索の土俵に乗っていません。

サービスごとのページがない

「事業内容」の1ページに全サービスを箇条書きで並べているケースは非常に多いです。検索エンジンは1ページに1テーマという前提で評価するため、5つのサービスを1ページに詰め込むと、どのキーワードでも中途半端になります。主力サービスは独立したページに分けるだけで、順位が動くことがあります。

更新が数年止まっている

お知らせの最終更新が3年前で止まっているサイトは、検索エンジンにも訪問者にも「動いていない会社」と見えます。実績紹介やよくある質問など、更新しやすい枠を用意しておくと継続しやすくなります。更新の仕組みごと外部に任せる選択肢もあり、まるごとWEB運用担当者では制作後の更新やSNSまで含めた運用体制の組み方を紹介しています。

検索だけで足りるか見極める

検索対策は成果が出るまで数カ月かかります。急ぎで問い合わせが必要なら、リスティング広告やSNS広告を併用して流入を作り、その間に検索対策を進めるのが現実的です。近年は動画から情報を探す人も増えており、入り口の作り方自体が変わってきています。この変化については「LP+広告」黄金パターンの崩壊とショート動画の台頭で詳しく触れています。

第2層:来ているのに内容で離脱している

何屋か3秒で分からない

トップページの一番上に大きな写真と「地域と共に歩む」といった標語だけが置かれている場合、訪問者は何の会社か判断できずに戻ります。「岡山県内の工場向けに配管の設計と施工を行っています」のように、対象と提供内容を文字で書くことが先です。

価格や範囲の情報がない

問い合わせをためらう最大の理由は、費用の見当がつかないことです。金額が案件ごとに変わるとしても、「30万円〜」「小規模な工事で10万円台から」「対応エリアは岡山県全域と兵庫県西部」といった目安を書くだけで、問い合わせのハードルは下がります。書かないほうが不利に働くと考えてください。

実績と証拠が薄い

「豊富な実績」と書くより、施工事例を写真付きで10件並べるほうが説得力があります。中小企業が大手と競うときの武器は、地域性と具体性です。

  • 事例は「依頼内容・課題・対応・結果」の順で書く
  • 担当者の顔写真と名前を出す
  • お客様の声は業種と地域を添える
  • 資格や認可、取引先の分野を明記する

スマホで読みにくい

訪問の大半はスマートフォンです。文字が小さい、横スクロールが発生する、表示に5秒以上かかるといった状態なら、内容以前に読まれません。自分のスマホで実際に開いて、電話番号がタップできるか、写真の読み込みが遅くないかを確認してください。業種別の設計の考え方は、店舗・サービス業のホームページ制作製造業のホームページ制作のページで、それぞれ必要な要素を整理しています。

第3層:納得したのに問い合わせられない

フォームの項目が多すぎる

会社名、部署、役職、住所、電話、メール、予算、希望納期まで入力必須になっていると、多くの人が途中でやめます。最初の接点で必要なのは、連絡先と用件だけです。項目を減らすだけで問い合わせ数が変わった例は珍しくありません。

問い合わせ先が探さないと見つからない

問い合わせボタンがヘッダーの中に小さく埋もれていないか確認してください。各ページの下部と、スマホ画面の下に固定表示するバーの両方に置くのが基本です。

連絡手段が1つしかない

メールフォームだけだと、電話で話したい層とメールを書くのが面倒な層を取りこぼします。電話、フォーム、LINEの3つを用意すると受け皿が広がります。特に個人向けのサービスではLINEの反応が良い傾向があり、問い合わせ・申込受付に公式LINEを使うメリットで運用の実際をまとめています。

送信後に何も起きない

フォームが壊れていて、送信してもメールが届いていないケースが実際にあります。サーバー移転やメールアドレス変更の後は特に起こりやすいので、必ず自分で1度送信テストをしてください。自動返信メールがない場合も、届いたか不安になった見込み客が他社に流れます。

直す順番と費用のかけ方

限られた予算で改善するなら、費用が小さく効果が早い順に手を付けます。

順番内容手間の目安
1フォームの動作確認と項目削減数時間〜1日
2問い合わせ導線の追加・連絡手段の追加1週間程度
3トップの説明文・価格目安・実績の追加2〜4週間
4サービス別ページの新設と検索対策1〜3カ月
5広告出稿による流入の上積み継続
6サイト全体の作り直し2〜4カ月

1と2はほとんど費用がかからないのに、効果が出やすい部分です。ここを飛ばしていきなり作り直しを検討すると、同じ問題を抱えた新しいサイトができるだけです。作り直しが必要なのは、スマホに対応していない、管理画面から更新できない、表示が極端に遅いといった土台に問題がある場合に限られます。なお、岡山県内では条件次第でホームページ制作費に補助金を使える制度があり、岡山県のデジタル化補助金を活用したWeb改善で対象や考え方を解説しています。

自社だけで3層のどこが弱いか判断しづらい場合は、第三者に見てもらうのも手です。無料サイト診断では、現状のサイトを外から確認して改善点を整理する流れを案内しています。

よくある質問

改善してからどのくらいで問い合わせが増えますか

フォームや導線の改善は、すでに訪問がある状態なら1カ月ほどで変化が見えることがあります。検索対策によって流入を増やす取り組みは、3〜6カ月程度かかるのが一般的な目安です。業種や競合状況によって差が大きいため、期間を保証できるものではありません。急ぎの場合は広告を併用して短期の流入を確保する方法が現実的です。

アクセス解析が入っていない場合はどうすればいいですか

まずGoogleアナリティクスとサーチコンソールを設置してください。どちらも無料で、設置から1カ月ほどデータをためれば判断材料になります。それまでの間は、スマホでの表示確認、フォームの送信テスト、価格や実績の記載有無といった、数字がなくても点検できる項目から進めるとよいです。

問い合わせは来るのに質が低い場合はどう考えますか

これは第2層の情報不足が原因であることが多いです。対応できない範囲や、価格帯、得意な案件の規模を明記していないと、条件の合わない相談が集まります。「こういう方向けです」「この範囲は対応していません」と書くことで、数は減っても商談につながる割合は上がります。

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